少し前の話になりますが、約10年前にクラウンのロイヤルサルーンを中古で購入しました。中古車を選んだ理由はこの種の高級車は中古で状態の良いものが安く買えると言う情報を耳にしたためです。
実際に自分が購入したクラウンのロイヤルサルーンは、新車で5百万円ほどの価格でしたが、当時は5年落ちで139万円と言う非常に安い価格でした。
走行距離数は110,000キロ前後とかなり走っていたものでしたが、社用車で利用されていたためメンテナンスが行き届いており、内装も非常に綺麗な状態でした。しかもディーラーの認定中古車であったため、様々なところまできれいにメンテナンスされていたことも購入したポイントです。
クラウンは当時欲しかったのですが高すぎて購入できないと考えていたところ、たまたまネットで非常に安い価格で出ていたのを見つけて、すぐにディーラーに下見に行きました。
多少状態が悪くても自分で確認して納得できれば購入しようと考えていましたが、実際に見た目で非常にきれいだったので、ほぼ即決と言う状態で購入を決めました。実際に試乗をしてみた感じも特に悪くもなく、高級車ならではの非常にぜいたくな乗り心地を味わったこともあり、非常に気にいって購入を決めました。
購入して5年ほど乗りましたが、1年ごろから様々なトラブルが出始めました。まずクラウンはO2センサーが搭載されているのですが、これが故障し修理をしなければならなくなったことです。
このO2センサーは実際の走行上は問題はありませんが、クラウンの場合にはこれが故障するとタイヤのスリップ制御が効かなくなると言う欠点があり、乗り味が大きく変わってしまうのが難点です。
購入時に3年間の保証をかけていたので無償で修理をすることができましたが、O2センサーは非常に高額な部品でもあるため、注意が必要な部分です。また、2年経過したときにはオルタネーターが故障し、発電ができなくなりました。
その後3年ほど乗り続けましたが、3年経過してまたO2センサーが故障してしまったため、諦めて大衆車に乗り換えました。
130万円でクラウンと言う高級車に乗れた事は非常に満足していますが、やはり走行距離が11万キロを超えていたことで様々な部品が老朽化しており、そのメンテナンスに手間がかかったことは事実です。
中古車は価格が安い分それなりのリスクがあると言うことを知りました。また高級車の場合には維持費も非常にかかると言うことを知ったので、次回は少し考えようと思っています。